着物生活 ウールの着物と半幅帯
着物実験 絹の着物を洗ってみた
実験
使用したもの
結果と考察
着物生活 22日目 半衿にスカーフ
番外編 台北の衣事情
「江戸のきものと衣生活」を読んで 2 襦袢 ジバン
襦袢ってポルトガル語からきてるんですって。おもしろい発音だなぁと思うことはあったけれど、まさか外国からきた言葉だとは。ということで、「江戸のきものと衣生活」から以下抜粋。
- - - - - - ここから- - - - - - - - - - -
・16世紀後半から17世紀初めにかけて西欧の衣服が日本に入ってきた。それは日本人に衝撃を与え、それらの機能性や装飾性を取り入れていった
・当時の人は、南蛮人のファッションが気になったらしく、室町から江戸時代にかけての屏風に色柄まで克明に描かれたものがいくつかある(神戸市立博物館の『南蛮屏風』)
・南蛮ファッションをいち早く取り入れたのは、織田信長
・ポルトガル語に由来する言葉:釦(ボタン)、合羽(カッパ)、襦袢(ジュバン)、天鵞絨(ビロード)、莫大小(メリヤス)など
・襦袢は、ポルトガル語のgibâoからきているらしい。ジバンの立襟だけを見せるファッションが江戸初期に流行った(ブラウスの襟を立てて筒状になった襟)
・そうして南蛮ファッションが少しずつなじんできた
- - - - - -ここまで - - - - - - - - - - -
やっぱり、今まで見たことのないファッションで良いと思ったものは、衣生活に取り入れられたのですね。昔も今もやってることは同じ。なんだかほっとしました。昔も今もやってることはたいしてかわらない。おもしろそうだとか、ぱっと見かっこいいと思ったらとりあえず試してみて、良さそうなものは取り込む姿勢。また少し変えてみたりやめてみたり。そうやって今日のファッションがあるのですね。だったら、着物も自由でいいじゃないか。洋服だってこんなに自由なんだから。
今日の豆知識:織田信長が履いたとされるズボンについているボタンは、日本最古のものらしい。そしてそれは、象牙製。
参考:江戸のきものと衣生活 丸山伸彦編著