ほぼ着物日記

日常的に着物を着てみて、感じたことや発見したことを綴ります。

着物生活 ウールの着物と半幅帯


お正月に帰省したとき、おばあちゃんから「どれでも好きなの持っていっていいよー。」とありがたいひと言をもらったので、着物と帯と帯締めをいただいてきました。

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ということで今日は、おばあちゃんからもらったウールの着物と半幅帯で合わせてみました。ウールの着物は初めて着たのですが、軽くていいですね。

襦袢のかわりに着たのは、SOUSOUのロンTです。着物が深緑色なので、ロンTの黄色が 映えます。


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故郷の風景
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着物生活 忘年会

 
 
    着付け教室の忘年会と旦那の職場の忘年会におじゃましてきました。
    今日はまぁまぁ寒かったので、あったかストールで寒さ対策をしてみました。襦袢のかわりにロンTを着ているし、足首までのタイツも履いたのでぜんぜん寒くありませんでした。やっぱり夏より冬のほうが着物が着やすいですね。
    ストールを留めるのにブローチを使うといいかもしれません。
 
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    本日の収穫 : 着物を適当に着る練習をする。
 
 
 

着物生活23日目 タートルネック


    寒くなってきたので、ロンTがいいですね。首も暖かいし、襦袢着なくて楽だし、かわいいし。

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裾がもたつかないように、肌着を着てみました。
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このスタイルが自分にはしっくりきます。
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今日はお太鼓もちゃんと結べました。
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最近お気に入りの森林柄の帯
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着物実験 絹の着物を洗ってみた


実験

    絹の着物を洗う


使用したもの

    着物    : 絹、綸子
    ネット : 背広のズボンを洗う用
    洗濯機 : 家庭用



まず、着物をきれいに畳みます
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こちらの背広のズボン用ネットに入れます。ネットで1000円くらいで買いました
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こんな感じ
ちょうどよい大きさです
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くるくる巻きます
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チャックをしめます
あらまぁ、ぴったり
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洗濯機にいれてやさしく洗うコースで洗います
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洗い上がり
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広げたところ
特に縮んだ様子はありません
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着物ハンガーで陰干し
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結果と考察

    おおよそ1日で乾きました。乾いたあとも縮んだ様子はありませんでした。裾のところが多少ボワボワしていますが、超低音でアイロンかけたらなおるかも。インターネットでいろいろ調べたのですが、物によっては縮むそうです。洗濯するときは自己責任ってことですね。
    着物をクリーニングに出すと、すごく高いですよね。わたしはリサイクルの安い着物しか買わないので、クリーニング代のほうが高くのは嫌なんですよね。
    失敗したらしたで勉強になるということで、今度は紬も洗ってみたいと思います。






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着物生活 22日目 半衿にスカーフ

 
    今日の着物は、着付け教室のときに練習用に着ていたものです。しっとりした感触が好きです。本日のテーマは森。このあいだゲットした緑の帯を初めて締めてみました。森林の柄が気に入っています。
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    半衿にしたスカーフと帯揚げにしたスカーフを変えたほうがよかったかもしれませんね。
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    重ね衿をつける要領でスカーフを半衿につけました。今回は、重ね衿用のピンだけを買いました。衿ピンは3つ入って200円くらいで売られています。わたしはネットで3袋、合計9ピンゲットしました。写真は6ピンのみ。
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    まず、内側の中心にピンを打ちます。ピンが見えないように、ピンを押し込んだりスカーフを被せたりして調節します。続いて、中心から左右15cmくらい離れたところにもピンを打ってみました。
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    外側も中心とそこから少し離れたところにピンを。外側はピンが見えても大丈夫。
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    できあがり。
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    2週間以上ぶりに名古屋帯でお太鼓結びをしたのですが、ちょっとあやしいところがありながらも、ぎりぎり結べました。ふー。あまりきれいにはできたなかったので、また明日復習することにします。


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番外編 台北の衣事情

 
    台北にお出かけしていたため、1週間ほど着物から離れていました。今回は少し脱線してみることにします。
 
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台北の衣事情
 
    私が滞在した11/29-12/3の台北の気温は、大阪でいうと10月下旬くらいの感覚でした。夜は上着があったほうが無難です。わたしは涼しいほうが好きなので、上着は1度も羽織りませんでした。また昼間は、歩いていると少し汗をかくくらいでした。
 
  台北の人たちのファッションですが、日本人のそれとほとんど変わらないように思いました。ただ、ダウンジャケットの着用率は日本より断然高いです。パッと前を見たとき、ダウンジャケットを着ていない人はいないくらいの着用率です。ダウンジャケットばかり売っているお店もありました。
 
    ところが中には強者がいて、上はダウンジャケット、下はハーフパンツで裸足にサンダルなんていう斬新なスタイルの人もひとりやふたりではありませんでした。さらにタクシーの運転手さんにいたっては、セーターを着ながらクーラーをガンガンにかけていました。ちなみに、外より寒かったです。
 
 
    しかし、台北滞在中に中国語で道を聞かれ、お店でも中国人と間違われ、わたしは現地に馴染みやすい顔なのだろうかと微妙に苦い気持ちになりました。ちなみに、過去にオーストラリアで日本人に韓国人と間違われたことも。
 
    
    気を取りなおして、無事帰ってきたことだしまた着物着るぞー。
 
 
 
 
 
 

「江戸のきものと衣生活」を読んで 2 襦袢 ジバン

 

 襦袢ってポルトガル語からきてるんですって。おもしろい発音だなぁと思うことはあったけれど、まさか外国からきた言葉だとは。ということで、「江戸のきものと衣生活」から以下抜粋。

 

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・16世紀後半から17世紀初めにかけて西欧の衣服が日本に入ってきた。それは日本人に衝撃を与え、それらの機能性や装飾性を取り入れていった

・当時の人は、南蛮人のファッションが気になったらしく、室町から江戸時代にかけての屏風に色柄まで克明に描かれたものがいくつかある(神戸市立博物館の『南蛮屏風』)

・南蛮ファッションをいち早く取り入れたのは、織田信長

・ポルトガル語に由来する言葉:釦(ボタン)、合羽(カッパ)、襦袢(ジュバン)、天鵞絨(ビロード)、莫大小(メリヤス)など

・襦袢は、ポルトガル語のgibâoからきているらしい。ジバンの立襟だけを見せるファッションが江戸初期に流行った(ブラウスの襟を立てて筒状になった襟)

・そうして南蛮ファッションが少しずつなじんできた

- - - - - -ここまで - - - - - - - - - - -

 

 

 やっぱり、今まで見たことのないファッションで良いと思ったものは、衣生活に取り入れられたのですね。昔も今もやってることは同じ。なんだかほっとしました。昔も今もやってることはたいしてかわらない。おもしろそうだとか、ぱっと見かっこいいと思ったらとりあえず試してみて、良さそうなものは取り込む姿勢。また少し変えてみたりやめてみたり。そうやって今日のファッションがあるのですね。だったら、着物も自由でいいじゃないか。洋服だってこんなに自由なんだから。

 

 

今日の豆知識:織田信長が履いたとされるズボンについているボタンは、日本最古のものらしい。そしてそれは、象牙製。

 

 

参考:江戸のきものと衣生活 丸山伸彦編著

 

      

 

 

 

 

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