ほぼ着物日記

日常的に着物を着てみて、感じたことや発見したことを綴ります。

「江戸のきものと衣生活」を読んで 1

 

 

                

 

 

 こないだ手に入れた、「江戸のきものと衣生活」を読んで知ったこと驚いたことなどをあげていこうと思います。今日はその第1段。この本は江戸時代の服飾文化について、たくさんの絵とともにさまざまな切り口から書かれています。

 

 

江戸時代のファッションリーダーは、遊女・かぶき者・歌舞伎役者

 遊女の華やかな衣装に憧れる女性がわんさかいたのは理解できます。が、かぶき者って誰?歌舞伎役者とは違うの?と思っていると、すぐに説明がありました。助かります。かぶき者は、傾く(かぶく)者のことだそうで、ものすごく派手な格好をしたりおかしな行動をする人の意味なんだとか。さらにかぶき者の影響を受けてかぶき踊りが生まれたんだそう。おかしな行動って具体的にはなんだったんでしょうね。ちょっと気になります。彼らの格好は、若者の憧れだったもののやっぱり白い目でも見られてたようです。しかし、徐々に一般にも取り入れられるようになっていったそうです。流行が取り入れられる構図は現代と変わらないのですね。

 

 小話:歌舞伎の市川団十郎さんの模様として知られている「鎌○ぬ」は、「水火もいとわず、身を捨てても構わない」という心意気を表しているのだそうです。

 

                  出典:「江戸のきものと衣生活」丸山伸彦 編著

 

 

 よく、「そんな着方をしちゃだめ」「この時期にその着物は着ちゃだめ」と親切に説教してくれるおばちゃんがいると聞きます。中にはちょっと崩れた帯なんかを直そうとするおばちゃんまでいると聞きました。

 着物が普段着だった時代も今もファッションは変わり続けています。少しずつ変わり続けるものだと理解すると、もっと楽しくなると思うのです。ひと昔前のファッションも素敵だし、ちょっと突飛なファッションも魅力的です。自分にちょうどいいところを探すのがまた楽しいのですよね。

 

 

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